頻拍性不整脈に対する臨床的対応(治療)

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頻拍性不整脈に対する臨床的対応(治療)

頻拍の診断・治療の基本的な考え方

頻拍に対する診療アルゴリズムの全体的な流れは31のとおりである。最初のステップは、前述したとおり、その頻拍が不安定な頻拍であるかどうかの判定である。不安定な頻拍とは、重篤な自覚症状や他覚所見が、頻拍が原因で起こったものである。不安定な頻拍の心拍数は通常150回/分を超え、150回/分以下では不安定な頻拍とは考えにくい。判定基準の詳細は20のとおりであるが、現実的な診断基準として重要な要素は、心拍数150回/分を超える血圧低下(ショック)重篤な自覚症状・他覚所見の存在の3つである。それから、同時に頻拍の波形診断も行う。

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福岡記念病院救急科部長。一般社団法人・福岡博多トレーニングセンター(福岡博多TC)理事長。 愛媛県生まれ、1986年愛媛大学医学部医学科卒。日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医。医学部卒業後、最初の約10年間は脳神経外科医、その後の約20年間は救急医(ER型救急医)として勤務し、「ER型救急システム」を構築する。1990年代後半からはBLS・ACLS(心肺停止・呼吸停止・不整脈・急性冠症候群・脳卒中の初期診療)の救急医学教育にも従事。2011年に一般社団法人・福岡博多トレーニングセンターを設立し理事長として現在に至る。主な著書に、『ニッポンER』(海拓舎)、『心肺停止と不整脈』(日経BP)、『ERで役立つ救急症候学』(CBR)などがある。