脳卒中の症状

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脳卒中の症状

脳卒中の一般的な症状は表4のとおりで、片麻痺言語障害意識障害などが一般的な症状である。逆にいえばこのような症状を確認すれば脳卒中を考えなければならない。表4の中で、めまい・歩行障害・協調運動障害は小脳の障害(小脳出血小脳梗塞)で起こり、突然の激しい頭痛くも膜下出血に特有の症状である。

【表4】脳卒中の症状

1、顔面を含む半身の運動障害(片麻痺)・感覚障害

2、意識障害、見当識障害、言語障害

3、視力・視野障害

4、めまい、歩行障害・協調運動障害(失調症):小脳症状

5、突然の激しい頭痛:くも膜下出血特有の症状

また、各疾患別にみた頻度の高い症状は表5のとおりである。脳梗塞や脳出血は、巣症状(片麻痺や言語障害など)が多く、重症になると意識障害も出現する。それに対して、くも膜下出血では巣症状は原則的にみられず、突然の激しい頭痛と悪心・嘔吐が典型的な症状で、重症になると意識障害が出現する。

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福岡記念病院救急科部長。一般社団法人・福岡博多トレーニングセンター(福岡博多TC)理事長。 愛媛県生まれ、1986年愛媛大学医学部医学科卒。日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医。医学部卒業後、最初の約10年間は脳神経外科医、その後の約20年間は救急医(ER型救急医)として勤務し、「ER型救急システム」を構築する。1990年代後半からはBLS・ACLS(心肺停止・呼吸停止・不整脈・急性冠症候群・脳卒中の初期診療)の救急医学教育にも従事。2011年に一般社団法人・福岡博多トレーニングセンターを設立し理事長として現在に至る。主な著書に、『ニッポンER』(海拓舎)、『心肺停止と不整脈』(日経BP)、『ERで役立つ救急症候学』(CBR)などがある。